Monthly Archives: September 2012


シマノの8段内装ギア、アルフィーネは、手入れがほぼ必要としないハブの一つです。ハブの両側のシールが非常に丈夫で、シールがちゃんと締めている限りは、水や誇りなどがハブの内側に入ることは考えられません。しかし、数ヶ月前に、自分のアルフィーネハブのローター側のベアリングコーンがゆるいことに気づき、すぐに締めたが、気づくまで数日たちましたので、その間に水がハブに浸入したようです。水が入ったことが分かったのは、ハブは通常より摩擦が多かったからです。つまり、通常、自転車を上げて、ペダルを逆方向に回すときに後ろのホイールは若干後ろに回るが、通常よりもホイールが回るようになっていたし、ホイールをとめてペダルを回すと、間欠的に摩擦が多くなったり、少なかったりしていました。このことから、どうも内側に異常があると判断し、分解することにしました。 今回の作業の目的は、①摩擦の原因の把握、②内側のグリースの再生(オイル・バス)。②に関しては、シマノ純正のMaintenance Oilは存在しますが(http://www.hubstripping.com/shimano-inter8/shimano-grease-oil-en.pdf)、シマノ純正のものを市販のATF(オート・トランズミッション・フルイッド)とほぼ同様のものということで、私はATFを使うことにしました(手に入りやすいし、安価)。 分解の手順/やり方を説明するネット資料は多いです。私が探したのは全て英語ですが、特に参考になったのは以下のカナダ人の動画です。 他にも、以下のページに参考しました: Nick Foster’s very recent post Muddymole’s post Ian’s page(Nexusハブについてですが、アルフィーネと似ています) Lachlan Hurst’s post wisdomfrom Ecovelo Bike mechanic Sam Larson Golden Wrench andhis experiences Aaron’s Bicycle Repair’s great resource Sheldon Brown’s advice on lubrication for IGH’s Hubstripping.com’spage on the Alfine 8-speed hub 必要なツールは以下のものです。 左から:薄いレンチ、15mmコーンレンチ、薄くて小さいドライバー、ピン無しのフリーホイール/センターロックのスプロケット(自分はシマノ純正TL-FW30を使いました) これだけで以下の手入れ全てできます。 さて、まずはディスクブレーキのローターを取り外します。ピン無しのフリーホイールソケットでないとできません(軸に穴が開いていないため)。 ローターを取り除いたら、次はベアリングコーンを取ります。15mmコーンレンチと薄型レンチでできます。 取り外したら、次は反対側に移ります。ホイールをひっくり返し、ハブの付属アクセサリーを取り外し、コグなどを取り外します。コグの取り外しはまずスナップリング(止め輪?)を取らなくてはならないですが、スナップリングのプラスチック製のカバーがありますので、カバーを手で取れます。 次はスナップリング。小型ドライバーならなんとかして取れます。スナップリングの飛び跳ねに注意! 続いて、金属製のダストカバーや、プラのダストカバーのグリップを守るプラスチック輪を手で取ります。 次はプラスチックのダストカバーをねじって取ります。力のある人は手でできるらしいですが、私はドライバーを使って緩めました(私は写真をとりませんでしたが、こんな感じ:http://www.hubstripping.com/shimano-alfine/alfine-strip/slides/alfine8.html)。 そうすると、ハブの内側のギアユニットがきれいに取れます(http://www.hubstripping.com/shimano-alfine/alfine-strip/slides/alfine9.html)。 […]

シマノ8段内装ギア(アルフィーネ)の分解/手入れ