Daily Archives: August 6, 2013


本投稿では、ハブダイナモ搭載の自転車に使える、スマートホン用のUSB充電器の作り方を紹介します。アイディア自体はMr. Howdy,  Arenddeboer.comとPeterから来ていますが、彼らのインストラクションでは、回路図がある程度読めないとワケがつかみにくいです。私自身は回路図が読めないので、同じように回路が読めない人間のためにできるだけ簡単にここで説明します。 私が作ったダイナモハブ用スマートホン充電器(軽さ:29g) 今回作る充電器の概要 総費用:1,500円程度(部品のみで、半田ごてなどの必要な工具は含まない) 重さ:29g 耐候性:有り 出力:5V 1A DC (USB標準) 入力:6V AC (ほとんどの自転車ハブダイナモはこれにあたる) 充電効率:ソニーExperia Z(わりとバッテリー容量の多い(2330mAh)スマートホン)を、走る1kmごとに1%充電していく(スマホンの電源がOFFの状態) 充電開始時速:5.5km/h 充電器の「役割」 パソコンやコンセントでスマホンを充電するときに、スマホンに流れてくる電力は直流(DC)で電圧は5Vとなっています。これはUSB標準の電圧です。しかし、自転車のハブダイナモが出力する電力は交流(AC)で6Vです。 そのままスマホンの充電に使えないわけです。よって、ダイナモハブの6V(AC)を、パソコンなどのUSBから出力される電力と同様の電力(5V(DC))に変換させる必要があります。この充電器がその役目を果たします。 注意:私はほんの少ししか、電子工作に関する知識はありません。本充電器を今まで1,000kmほどの自転車ツーリングで使い続けていて問題は全くなかったのですが、見逃しているところがあるかもしれません。そのため、この充電器を使うことによってあなたが大事にしている電子機器が壊されてしまう可能性がゼロとは言い切れません。本充電器のご使用は自己責任でお願いします。自己で責任を負うのは嫌だという方はこれらの市販自転車用USB充電器のご購入をお勧めします:Bright Light Revolution(非常に格安だと思います)、Busch+Muller Luxos IQ2、ToutTerrain Plug II。 用意するな部品(札幌市内は、ストリップボード以外にはすべて梅澤無線電機から入手可能) プリント基板(ストリップボード) 5V 電圧レギュレーター(LM2940CT-5.0) ハブダイナモの6V出力を5Vに変換するための物 コンデンサ①(16V, 22uF, タンタル) コンデンサ②(35V, 0.47uF, タンタル) コンデンサ③(25V, 2200uF, 電解コンデンサ) コンデンサの役割とは、自転車の速度による電流の荒れを安定させることだ。 ブリッジ整流器(1.5A, 100V) ブリッジ整流器は、ハブダイナモ出力の交流(AC)を直流(DC)に変換してくれる。 マイクロUSB端子(USB→マイクロUSBケーブルを切ったモノなど) 出来上がった基板の収納のための適切な入れ物(私はこの缶の中身を別の入れ物に移して缶をケースとして使った) 上記のテトラPHテストの缶を使う場合は耐候性をアップさせるために熱収縮チューブ(19mmと10mm)を使うときれいに仕上がる。 ケーブルのひねりによるケーブルのダメージを避けるためにこのようなものを使った。 […]

自転車のダイナモハブに使う自作(DIY)のUSB充電器